万が一大切な家族が残してくれた遺産があったなら、身内同士の話し合いで分配する方法を決定すると思います。
身内だけでは不安という場合や、話し合いがつかないという場合には、専門家が仲介に入れる方法もあるでしょう。
その方が相続手続きの流れを理解しながら、正しい知識で手続きを踏めますよね。
まずは故人が残した遺言書に基づいて、法律も含めた話し合いがされます。ただ、遺言は必ずしも残されているとは限りません。故人が公正証書遺言を残している可能性がある場合には、お近くの公証役場に問い合わせれば、遺言の有無を教えてもらうことができます。
それぞれの家族への分配方法が決定された後に、相続手続きをしなければいけません。
もちろん受け継いだ遺産の中には、現金や生命保険、不動産、株や権利書などの、今までに見たことがない財産も含まれているかもしれません。
しかしどれもきちんと相続手続きを踏まなければ、後から面倒になりますので気をつけましょう。
どのような手続きをしたら良いのかわからない方や、必要な書面や記載方法に関する疑問があれば、専門家にまずは相談しましょう。
相続手続きは、正しいフローでやることが大切です。
相続について、どのようにしたらいいのだろうか?と悩む人は多いと思いますが、案件が案件だけに、誰に相談すべきなのか?ということすら分からないという人も多いのではないでしょうか?
そのような場合、私は相続相談については、以下の場所で相談するのが良いのではないかと思っています。
1.弁護士
弁護士は、誰もがご存知の、法律のスペシャリストです。
当然に、相続についての知識も豊富ですから、まずは、弁護士に相談してみるというのも、良い選択肢と言えるでしょう。特に、紛争となっている相続については、弁護士に相談されるのがよいでしょう。
2.司法書士
司法書士も、法律のスペシャリストであるということは有名ですが、その中でも、相続についての経験はかなり豊富です。
なぜならば、相続につきものの法律行為のひとつとして、不動産の相続登記があるのですが、この相続登記は、司法書士の代表的な仕事のひとつだからです。
続く登記手続きのことも考えると、司法書士に相談するというのは、とても良い選択となるでしょう。
3.税理士
相続に関する税金については、税理士に相談するのが一番です。特に、相続税の対策は相続発生後には難しいため、生前に相談されるのがよいでしょう。