2013年11月アーカイブ

遺産相続というのは、一般の家庭ではスムーズに行われるものだと思っている人も多いでしょうが、お葬式ができたとたんに揉め事ができるということはよくあることです。
自分が知らない遺産があったということもありますし、また遺産の配分によって兄弟内で揉めることもあるでしょう。
遺産相続は親や親せきとの関係も影響してきますし、ぼんやりしていたら損をしてしまったり、逆に妬まれてしまう結果にもなってしまいます。
後々身内で傷が残らないようにするためにも、遺産が残る場合は遺言などで細かく詳細を書いて弁護士に託しておくといいでしょう。

相続相談をしたいと思ったら、まずは司法書士を探してみましょう。
親身になって相談に乗ってくれ、安心して遺言を託せると感じたのであれば本格的に相談してみましょう。
たくさんの遺産というのは人を幸せにもしてくれますし、不幸にしてしまうこともあります。
争いごとを招かないためにも、相続相談というのは大事でしょう。

相続問題は家族のプライベートに関わる身内の問題なので、他人になかなか相談しにくい側面があります。
他方で、相続は不動産や預貯金などの財産が動いたり、家族の身分にかかわる重大な決定がされたりと重要な問題なので、いい加減な法律知識で行うと大変な目にあうこともあります。
よって、相続相談は信頼のできる専門家にするのがよいでしょう。
相談先として、まずは家庭裁判所の家事相談があります。
この家事相談では調停に向けての手続きを教えてくれますが、ただし個々の具体的な問題について判断をくだしてはくれません。
次に、弁護士会とか司法書士会が行っている法律相談や登記相談があります。
それぞれの弁護士会や司法書士会によってやり方が異なりますので、事前にホームページや電話などで問い合わせた上で相談してみるとよいでしょう。
最後に、都道府県や市町村が行っている法律相談があります。
これも、弁護士、司法書士、税理士などに法律や税務の相談ができますが、自治体ごとにやり方は異なるようです。
最後に、相談をする前はきちんと準備をすることが大切です。
「先生、助けてください」ではよくわからないので、何を聞きたいのかを整理し、質問に対する資料を準備した上で相談をしましょう。